ローマ(2)
例えば、夜。やわらかいオレンジ色の街灯に照らされる路地は、同じく大好きな街であるパリのそれと並んで魅力的である。しかし、パリの夜の街路の魅力が、どこと無く漂う「隠微さ」にあるのに対して、ここローマのそれは、その路地の先で歴史の狭間に迷い込むのじゃないかという感覚。また、パリの夜が実に映画的なのに対して、ローマの夜は絵画的である。いずれ、フェイクが持ち得ない魅力である事に違いは無い。
Tiny Bits of My Life: episode II
Fragments of my thoughts, or the way I perceive the world.
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